昇格にも影響する!Jリーグのクラブライセンス制度とは
Jリーグクラブライセンス制度とは、Jリーグが2013年から実施しているプロチームに対する制度で、J1・J2・J3でプレーできる要件を定めた規約をもとに、各カテゴリーのライセンスを認定します。
Jリーグの参加要件をチェックするためにつくられた制度で、クラブの経営基盤を強化することやスポーツ社会が成熟することなどを目的に行われています。
毎年審査が行われ、参加要件を満たしたクラブに対して該当するカテゴリーのライセンスを交付し、クラブの現在の状況を示していきます。
例えば、J2のクラブがJ1に昇格するためにはJ1ライセンスが必要になり、J1ライセンスが交付されないと、たとえ昇格ラインに入っても昇格できません。
Jリーグでは5分野の審査基準項目があり、競技・施設・人事組織・法務・財務の全56項目をチェックし、審査基準項目はA・B・Cの等級基準に分けられます。
審査される主な項目には、「アカデミーチーム(ユースチーム)を保有しているか」「スタジアムの入場可能人数が規定を上回っているか」「3期連続で赤字を計上していないか」などがチェックされます。
特にスタジアムの状態や財務状況に関しては審査時に注意が必要で、これらの要件を満たすためにクラブは努力しなければなりません。
2013年から制度が始まることを知らされたクラブは、2011年のシーズン終了後から基盤整備に取り掛かり、スタジアムの座席やトイレを増やしたり、新たに基準を満たしたスタジアムをつくったりしました。
財務体質の改善に関しては、債務超過になっている状況を解消したり、増資して経営状況を良くしたりするなど、クラブによって様々な取り組みを行っていました。
Jリーグのクラブの中には、スタジアムの基準が満たないことや経営状況の当面の改善が見られないことなどで、上位カテゴリーへの昇格または上位カテゴリーのライセンスの申請を見送るといったことを行ったクラブもあります。
ライセンスの交付は、まずJリーグから申請予定クラブに対して申請書類一式を配布し、決算や育成組織などの資料をクラブが提出し、必要に応じてヒアリングが行われ、それらの情報をもとに判定します。
J3ライセンスの場合は、J1・J2とは別の形のライセンスとなっており、J3に参加するための要件をチェックするために用意されています。
J3ライセンスでは、競技基準・施設基準・財務基準がチェックされ、将来的にJリーグ参加を目指すクラブにとっては、まずJ3ライセンスの基準を満たすことが前提となるでしょう。
毎年のようにライセンスが交付されますが、交付されたクラブの中にはその要件に満たない項目がある場合があり、制裁基準に基づいてクラブに制裁をかけるかどうかも決めています。
制裁の対象になるのは、ホームスタジアムのトイレの数や屋根のカバー率が不足している場合が多く、スタジアムでこの点の改善をすればいいのです。
Jリーグではライセンスが昇格のカギになることがあり(主にJ3)、下位のカテゴリーからさらに上位を目指すためなら、クラブの状況を改善することで昇格がしやすくなります。
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