もう1つの埼玉のクラブ!伝統のある大宮アルディージャ

埼玉県を代表するJリーグのクラブには浦和レッズが有名ですが、県内にはもう1つクラブがあり、それが「大宮アルディージャ」なのです。

1999年にJリーグに加盟し、ホームタウンは埼玉県さいたま市、ホームスタジアムはNACK5スタジアム大宮となっています。

1969年に創部された電電関東サッカー部が前身で、運営会社はNTTスポーツコミュニティ株式会社で、NTTグループが運営に関わっています。

クラブ名の「アルディージャ」は、スペイン語でリスを意味する「Ardilla」を読みやすく変更して名づけられたもので、リスは1990年に大宮市(現・さいたま市)が市制施行50周年記念の際に使用されたマスコットでもあります。

同じさいたま市内にある浦和レッズとの「さいたまダービー」が有名で、柏レイソルとの試合は「野田線ダービー」と呼ばれています。

1969年に旧浦和市で創部された電電(後のNTT)関東サッカー部が前身で、1998年に旧大宮氏をホームタウンにして、現在の名称になりました。

1998年にはNTT東日本を中心に、NTTドコモなどのNTTのグループ会社が出資して、運営会社が設立されました。

1999年からJ2でプレーすることになり、2000年には浦和レッズと初めての「さいたまダービー」を実施し、この時は浦和が勝ち越しました。

J2ではリーグの上位にいながら昇格できずにいましたが、2004年には自動昇格条件の2位以上を確定させ、J1昇格を決めました。

2005年からはJ1でプレーすることになりますが、J1での成績は低迷し続け、毎年のように残留争いを繰り広げました。

補強を進めてきていましたが、それでも残留争いを繰り広げる結果になり、毎年のように降格の危機感を漢字ながらプレーしていました。

2010年以降は順位の上昇を目標に取り組みますが、この時でも残留争いになることが多く、補強をしても低迷は変わりませんでした。

2014年になると、この時でも低迷になり、残留争いをしていくことになりますが、ついには状況を変えることができず、J2降格になりました。

2015年にはJ2でプレーすることになり、序盤はつまずきますが、徐々に勝利を積み重ねるようになり、J2優勝とJ1昇格を果たしました。

2016年からは強いチームにしていくために、昇格初年度の目標として「勝ち点48」と「年間順位7~12位」を掲げ、J1で挑戦していきます。

すると、その年のJ1では勝利を積み重ねることができるようになり、これまでのJ1での戦い方とは違う残留を決め、勝ち点48以上、年間順位は目標以上の5位になりました。

2017年では、前年のような活躍が期待されましたが、序盤から低迷が続き、降格の危機に立たされている戦いになっています。

大宮はJ1では低迷しながらも定着し続けてきた過去があり、2016年のような活躍も見られるなど、これまでの歴史の中で様々な経験をしてきたクラブでもあります。