まず知っておきたい!Jリーグのこと

Jリーグは、正式名称を日本プロサッカーリーグといい、1993年に10クラブで構成されて発足しました。

アマチュアが主体でサッカーの試合が行われてきましたが、プロの選手が活躍できる機会を与えるために、プロリーグとなるJリーグが誕生しました。

発足時に加盟した10クラブは「オリジナル10」と称され、鹿島アントラーズや浦和レッズなど、現在でも人気のあるクラブが当初からプレーしています。

1994年以降は、ジュビロ磐田やベルマーレ平塚(現:湘南ベルマーレ)などが加盟し、年々加盟するクラブが増えていきました。

1998年までは1部制でリーグの試合が行われましたが、翌年から1部(J1)と2部(J2)による2部制になり、クラブの昇格と降格による入れ替わりが行われるようになりました。

2部制が開始されてからは、新たにJリーグに加盟するクラブはJ2からのスタートというかたちになりました。

入れ替えの際は、自動でクラブが入れ替わる仕組みがあり、そのほかには試合による入れ替え戦が行われる場合があり、J2では2012年からJ1昇格プレーオフが実施されています。

近年は海外リーグとのパートナーシップ協定を結ぶことが多くなり、アジアを中心に海外のサッカーリーグと協定を締結しています。

2014年からは3部にあたるJ3が新設され、新たにJリーグに加盟するクラブはJ3からスタートするようになりました。

2017年時点で38都道府県54クラブが加盟しており、今後も加盟するクラブは増えることが考えられます。

地域密着で盛り上げる!Jリーグ百年構想

Jリーグでは、地域でのサッカーを中心としたスポーツ文化の振興を目的に、「百年構想」を掲げています。

1996年から始まったこの企画は、緑の芝生に覆われた広場やスポーツ施設を作ること、サッカーをはじめとするスポーツを楽しめる機会を与えることを目的に行われています。

これを通して、各クラブでスポーツに対する取り組みが行われており、サッカーとは別の競技を行うチームを設立したり、他の競技チームとの連携を行っていたりしています。

その取り組みから、将来的にJリーグの加盟を目指しているクラブには、規約に基づいて「Jリーグ百年構想クラブ」として認定されます。

それまで認定していた「準加盟クラブ」の流れを引き継ぎ、条件に適合するクラブに対して認定されます。

JFLや地域リーグ、都道府県リーグに参加していること、入会後のホームタウンを決めていること、常時練習できる場所があることなどの条件があり、条件に合えば百年構想クラブになります。

百年構想クラブの中で、スタジアムや試合成績、財務状況などを踏まえたうえで、申請が認められれば、J3からJリーグに参加できるようになります。

Jリーグ加盟を目指すクラブは多く存在しているので、まずは百年構想クラブに認定されることから始まり、そこからJリーグに参加できるように取り組んでいます。

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